「結婚したら幸せになれる」「子どもができたらきっと…」。そう思うほど、いま目の前の幸せが見えにくくなることがあります。
婚活で本当に大切なのは、未来の出来事に幸せを委ねることではなく、今ある幸せに気づく力。この感受性こそが、結婚相手を選ぶ視点や関係の質を大きく左右します。
1. 「幸せになりたい」の落とし穴
婚活相談でよく聞く言葉が「幸せになりたい」。けれど、それを未来の条件(結婚・年収・子ども・マイホーム等)にだけ結びつけると、現在の満足度が下がりやすく、判断が極端になります。
例)「完璧じゃないからやめておこう」「もっと理想の人がいるはずだ」──こうして出会いの芽を摘んでしまうことも。
2. “足るを知る”は妥協ではなく、幸せの感受性
“足るを知る”とは「現状で我慢する」ことではありません。小さな良さを受け取る力を育てること。
朝の光、誰かの「お疲れさま」、温かい飲みもの──日常の微小な幸福を感じ取れる人は、結婚後もパートナーとの関係から喜びを見つけやすいのです。
3. なぜ「今ある幸せ」が婚活に効くのか
- 選ぶ基準が整う:欠点探しより価値観・態度・誠実さに目が向く
- 関係が育つ:不安ベースの確認より感謝ベースの対話が増える
- 魅力が伝わる:満ちた空気感はプロフィールや会話にも滲む
4. 今日からできる「幸せ感度アップ」ワーク(3分)
- 今日の嬉しい3つ:小さな出来事を箇条書き(例:天気・ご飯・会話)
- ありがとう1通:メッセージでも口頭でもOK。具体的に一言添える
- 味わう1分:飲みものや深呼吸を「ながら」ではなく意識して味わう
これらは“幸せの筋トレ”。続けるほど焦りや比較が静まり、判断が丁寧になります。
5. 結婚相手を決める前の「足るチェック」
- この人といると心身が少し緩む瞬間がある
- 小さな配慮や約束を積み重ねる行動が見える
- 意見の違いが出ても、話し合いで橋を架けようとする
- 完全一致より「大枠は合い、違いは工夫」でいけそうだと感じる
- いまの生活にも感謝ポイントがあり、相手にもそれを分かち合える
5つのうち3つ以上当てはまれば、「もう一歩進んで確かめる」価値ありです。
6. まとめ──幸せは“もらうもの”ではなく“気づき・育てるもの”
結婚が幸せを運んでくるのではなく、幸せを感じて育てるあなたが結婚を豊かにする。
“足るを知る”は、未来を諦めることではなく、未来を受け取る器を広げること。その器が、大切な人を選ぶ眼差しと関係の質を静かに底上げします。
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