「普通はこうだよね」──。
この言葉の裏には、安心と同時に、見えない境界線があります。
婚活や結婚においても、私たちは無意識のうちに“普通”という枠の中で相手を見ようとしてしまうことがあります。
- 「男性ならリードするべき」
- 「女性は支えるもの」
- 「結婚したらこうあるべき」
- 「愛していれば自然にわかり合える」
けれど、その“普通”は誰が決めたのでしょうか。
時代や文化が変われば、“普通”も変わります。
つまり、私たちが信じている普通は「常識」ではなく、ただの思い込みにすぎないのかもしれません。
思い込みは安心をくれるけれど、関係を狭める
婚活の現場で多く見てきたのは、
「相手を理解したい」というより「自分の普通に合わせてほしい」と願う気持ちから、すれ違いが生まれるケースです。
思い込みは悪いものではありません。
人は何かを基準にしないと不安になる生き物です。
ルールがあれば安心できるし、世界を整理しやすくなります。
ただ、その安心が強すぎると、
目の前の相手を“自分の基準”で判断してしまう。
理解する前に「違う」と決めてしまう。
そこから、関係のズレが生まれます。
「価値観の違い」は、思い込みがぶつかっているだけかもしれない
「価値観が合わない」と感じる多くの場面では、
実は“普通のズレ”が起きています。
恋愛の進め方、結婚観、家事やお金の使い方、家族との関わり方。
どれも「こうするのが普通」という無意識の前提が違うだけなのです。
カウンセリングの中でよくお伝えするのは、
「正すよりも、理解すること」。
「どうして相手はそう感じたんだろう?」
「この人にとっての“愛してる”とはどんな形なんだろう?」
そうやって相手の世界をのぞき込む姿勢が、関係を変えていきます。
結婚は“2人だけの普通”をつくる営み
結婚は、社会の普通に合わせることではなく、2人だけの普通を育てていくことです。
周囲の価値観や過去の常識ではなく、
目の前の人と互いの感覚をすり合わせながら形にしていく。
それが、長く続く関係の本質です。
婚活カウンセラーとして感じるのは、
「相手を理解しようとする人ほど、良いご縁を引き寄せる」ということ。
“正しさ”よりも“柔らかさ”を持てる人が、最終的に幸せなパートナーシップを築いています。
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